割引債とは正式には割引金融債といい、額面から利子相当分を差し引いた金額で購入し、償還時に額面金額が払われる債券です。
割引債を買うには発行銀行へ直接行って代金を支払います。「保護預かり」といって債券を預けますと名前は言わなければなりません。しかし自分が債券現物を保有する「現物保有」を選択すると無記名でいいとなります。発行銀行は名前も聞きませんから、無記名となり、なにか秘密を持ったようで人気があるのも事実です。
では、税務署は相続後の調査でこの無記名の割引債をどうのようにして見つけるのでしょうか?
まず他の預金が引き出されていて行き先が不明なものは割引債になっていると推定します。
そこで税務署は引き出された日と同じ日を割引債発行銀行に行って徹底的に洗い出し、こ無記名とは言え発行銀行には本人を特定するのに便利なヒントもあるようです。
次に銀行から借金した時に担保に割引債を入れている場合があります。
それで税務署が割引債を買った経験があった事に気づきました。担保は記録に残っていますから、税務署は簡単に見つけます。
このように無記名の割引債も、税務署の調査によって結果的に分かってしますケースが多いようです。